導入事例

導入事例

三栄 様(旧 三栄書房様)
合併時のシステム統合に起動力で対応!
力強いパートナーシップと高い技術力で業改善を支援!

三栄 様

創立 1947年10月

従業員数 230名

所在地 東京都新宿区新宿6-27-30 新宿イーストサイドスクエア7F(WEST)

事業内容 書籍、雑誌、DVD等の発行・販売

今なお続く世界的不況の中、国内でもいくつもの企業合併が行われているが、裏方として活躍するシステム提供企業の存在感はますます大きくなっている。
今年1月1日に三栄書房がニューズ出版と合併した際のシステム統合を請け負ったのが日販テクシード株式会社である。 三栄書房では他社のシステムを利用していたが、ニューズ出版、両社のグループ会社であるイデアが日販テクシードのシステムを使用していたため、統合時のデータ互換性を考え日販テクシードの「出版社システムLEAD」が採用された。 同システムは、取次・直販・定期などの売上入金の管理から、在庫管理、製作原価・印税などの出金管理までを網羅し、それらを連携、分析することで経営戦略の意思決定まで支援するもの。
三栄書房、ニューズ出版、イデア、日販テクシード、倉庫業者の5者が参画する形での話し合いが始まったのが一昨年末ごろ。複数の企業が合併するときの1番大きな課題は、稼動開始後に起きるシステム障害である。異なるシステムで使用されているデータの互換性が原因で起こるトラブルは、解決までに大量の人員と長期間を要する深刻な事態を招きかねない。それにかかるコストも厖大になる上、企業の信用にも大きく影響してしまう。記憶に新しいものでは、2002年に起きたみずほフィナンシャルグループの大規模なシステム障害。公共料金の口座振替が遅延するなど、一般市民にも大きな影響を与えたため、ニュースなどでも大きく報じられた。
定例で最低月2回の打合せを繰り返し、本稼動まで1年以上を要した。途中で社屋の移転などもあったが、今年年初には本稼動を無事迎えた。 「ムックを含め毎月50点以上の発行点数があるが、目立った問題はほとんど起きていない。逆に、社内で話題になることもないから現場で苦労した担当者としては多少忸怩たるものもあるが、現状に非常に満足している。日販テクシードさんへの感謝も尽きない」と語るのは、今回の統合の責任者である三栄書房販売部販促担当部長・上原貢氏。 システムの統合に欠かせない最大の要素は、高い技術力はもちろんだが、同時に企業間の力強いパートナーシップのようだ。
現在、三栄書房では、「サンエイ・メディアパートナーズ」と銘打ち、協力店を募集している。同社が厳選したラインアップ「トリプルA」を提供し、棚メンテナンスなど様々なフォローアップを行うほか、同社発行の媒体での店舗紹介などの支援も行う。日販テクシードもそうした独自の活動への対応も行う予定。 モーター誌No.1の三栄書房様のシステムをサポートする日販テクシードの出版社システムLEADは業界導入実績No.1を誇るが、企業のニーズとともに進化するシステム会社の活躍の場はまだまだ広がりそうだ。 (新文化 2009年7月23日号より抜粋)