導入事例
アシェット・コレクションズ・ジャパン 様
本社とコールセンターで明確に業務を切り分け、それぞれの業務をシステム化、
蓄積された書店情報を分析し、さらなる売上拡大へ

アシェット・コレクションズ・ジャパン 様
創立 2003年3月
従業員数 10名
所在地 東京都新宿区神楽坂1-2
事業内容 パートワーク誌の発行
フランスのアシェット・リーブル社の子会社であるアシェット・コレクションズ・ジャパンが、日販テクシードの「出版社管理システム」を導入し、複雑な社内業務の一元化を整備して成果を挙げている。
2003年3月に設立してから「アシェット・コレクション」ブランドでパートワーク誌6点を手掛けていた。販売についてはこれまで、姉妹会社のアシェット婦人画報社が発売元となっていたが、1月に発売した7番目の「まんがの達人」からはアシェット・コレクションズ・ジャパンが取次会社の口座を開設。直接、販売に乗り出す格好となった。 取次・書店ルートでの販売事業に着手した同社を支えているのが、前出の「出版社管理システム」である。
日本の出版における商習慣と社内外の実務作業は熟練を要すが、日販の関連会社ならではの理解度と柔軟な対応力から信頼関係が作られているようだ。 「納品・返品伝票の発行」「請求・入金管理」「在庫管理」ができる「取次管理システム」のほか、「直販管理」「定期購読者管理」「印税・原稿料管理」「書店実績管理」「製作原価管理」など、販売全般にわたる様々なシステムがある。しかし、こうしたシステム会社が他に多いことも事実だ。 そのような中、アシェット・コレクションズ・ジャパンが日販テクシードを選択したのは、「出版社の要望に応じたカスタマイズの対応力と信頼関係」だった。 販売&促進統括部長・古川静也部長は「フランス本社へのレポート作成機能もあり、本社への経過説明などもスムーズにできた。コスト面も大切な要素だが、出版流通への経験と知識の多さが導入の決めてになった」と語る。
「まんがの達人」が43万部を発行して好調に推移していたが、一方で書店の注文対応にも追われ、多忙を極めた。それを陰からサポートしてきた日販テクシードに「安心して任せられる」と敬意を払う。 (新文化 2008年7月3日号より抜粋)