
はじめまして!
日販コンピュータテクノロジイ株式会社、コンサルティングサービス本部 小倉です。
今回は、ちょっとした画面操作を自動化したい時に便利な「sikuli」をご紹介したいと思います。
SikuliXとは?
SikuliXはOpenCVを使った画像認識を利用してUIの操作を自動化するソフトウェアです。
画像認識で動くので、Webページ以外のWindows操作等も自動化することができます。
インストール
2016年3月現在の最新バージョンは1.1.0です。
ダウンロード
- 公式サイトへアクセス (http://www.sikuli.org/) し、”SikuliX Package – Learn More and Get It”を選択します。
- “SikuliX powered by RaiMan”ページの”Get it”から、最新バージョンを選択します。
- “Download files for this release”の”sikulixsetup-1.1.0.jar”をダウンロードします。
インストール
※予めSikuliXのバージョンに合わせたJavaをインストールしておきます。
Sikuli1.1.0 の場合、Java8またはJava7を用意。
プロキシ環境の場合は、後述の補足をご確認ください。
- 当なフォルダに”sikulixsetup-1.1.0.jar”を配置(今回はC:\sikuli\にします)
- “sikulixsetup-1.1.0.jar”を実行します。
- “Pack1″を選択して”Setup Now”を押します。
(サブオプションとして使いたいスクリプト言語が選択できます。今回はPythonを選択します。)
※補足:プロキシ環境の場合※
- 上記手順で作成したフォルダ(今回はC:\sikuli\)の下に”Downloads”フォルダを作成します。
- “http://www.sikulix.com/quickstart.html”より、以下をダウンロードし、上記で作成した”Downloads”フォルダに配置します。
sikulixlibswin-1.1.0.jar
sikulixsetupAPI-1.1.0-forsetup.jar
sikulixsetupIDE-1.1.0-forsetup.jar
jython-standalone-2.7.0.jar ※スクリプト言語でPythonを選択する場合
- インストールの2から実行します。
Sikuliの起動
- インストールで生成された”runsikulix.cmd”をダブルクリックして起動します。
動かしてみる
では簡単に動かしてみましょう。
今回は、
- Internet Explorerを起動して、NCTのホームページにアクセスする
- ENGINEER BLOGを開く
- 結果を判定する(ページが表示されたら “Finish”表示)
ソースの全体像はこちら。5分ほどで作成できます。
これを実行してみます。動くとこんな感じです。
SikuliXスクリプトの書き方はまた次回に。
活用例も含めて今後ご紹介していきたいと思います。