
はじめまして。
コンサルティングサービス本部の原です。
今回は、出来ると何かと便利な、Google の各種サービスを API 経由で使う方法を、Gmail を例に解説します。
※ 2016年5月時点の情報です。
対象読者
- Gmail を API を経由して、クライアントアプリで操作してみたい方
必要な環境
- Google のアカウント(持っていない方は事前に取得しておいてください)
- Web ブラウザ (記事ではChromeを使用します)
Google Cloud Platform にアクセスし、プロジェクトを作成
- Google Cloud Platform(https://console.cloud.google.com/)にアクセスし、用意したアカウントでログイン。
- 画面上部のメニューから「プロジェクトの作成」を選択。プロジェクト作成ダイアログが表示されます。
- 「プロジェクト名」に任意の名称を入力し、プロジェクトを作成します。

GmailAPI を有効化
- 画面左上の「ツールとサービス」からサイドバーを表示し、「API Manager」を選択。API一覧が表示されます。
- APIの一覧の中から、「Gmail API」をクリック。
以下の画面が表示されるので、「有効にする」をクリック。

OAuth 同意画面の設定
- サイドバーの「認証情報」をクリック、認証情報画面が表示されます。
- 「OAuth 同意画面」をクリック。
「ユーザーに表示するサービス名」に任意の名前を入力し、「保存」をクリック。

認証情報の作成
- サイドバーの「認証情報」をクリック。認証情報が表示されます。
- 「認証情報」をクリック。
- 「認証情報を作成」をクリックし、プルダウンから「OAuth クライアント ID」を選択。クライアント ID 作成画面が表示されます。
- 「アプリケーションの種類」を「その他」を選択し、「名前」に任意の名前を入力し、「作成」をクリック

クライアント証明書のダウンロード
- サイドバーの「認証情報」をクリック。認証情報画面が表示されます。
- 「認証情報」をクリック。
- 作成した認証情報のクライアント証明書をダウンロード。

これで準備完了です。上記クライアント証明書を使って、API経由で Gmail にアクセスできるようになります。
具体的な API の利用方法については、次回以降に紹介します。