ニュースリリース

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教材ロボット「こくり」の新サービス、保育支援アプリを開発。 非接触の登降園管理、トイレトレーニングも。
保育所保育指針 保育内容5領域、『幼児期の終わりまでに育ってほしい10の姿』に対応

2020.08.19

製品ニュース

日販テクシード株式会社(代表取締役社長:藤澤徹、略称:NT)は、タブレット一体型ロボット「こくり」を利用し、保育所保育指針の保育内容5領域と、「幼児期の終わりまでに育てたい10の姿」に対応する教材アプリケーションとしての活用や、QRコードを利用した登園降園記録を管理する保育士業務の負担軽減アプリケーションの実証実験を2020年7月より社会福祉法人栄光会 あきつやまゆり保育園(埼玉県所沢市)にて開始しました。

※実証実験の様子①(フラッシュカードアプリ、クイズアプリで遊ぶ園児)
写真C 写真A

※実証実験の様子②(ロボットアプリで、非接触で登園降園管理を実施)
写真B

 

■保育教材アプリ、保育支援アプリの開発背景

保育士業務の負担増は年々増え続け、ある調査によると、保育士が負担と感じる業務のベスト5の中に教材の準備が含まれています。
一方で、保育業界のICT化は年々進んでいるものの、会計処理、連絡帳、写真管理などが中心で、教材の準備に関するICT化は進んでいないのが現状です。また、コロナ禍において、25%の園が従来の遊具を利用した遊びを制限していることもわかりました。80%以上の園でアルコール消毒、定期的な換気を行っており、保育士の負担に拍車をかけている状況です。
NTはこの点に着目し、社会福祉法人栄光会 あきつやまゆり保育園協力のもと、日本女子体育大学の百瀬教授をアドバイザーに迎え、新しい教材アプリケーションの他、保育士の業務負担を軽減する「トイレトレーニング管理」、「登園降園管理」、「午睡チェック」のアプリケーションをタブレット一体型ロボット「こくり」に実装しました。実証実験での効果検証を通じて、改善を重ね、2020年9月に発売予定です。

 

■有識者のコメント

<社会福祉法人栄光会理事長 北林様>
保育士不足、保育士の業務負担軽減が課題となる今日、ロボット「こくり」はこれらの課題に対する解決策になるのではと思い導入を決めました。ロボットと聞くと、「操作が難しい」とか「壊れたら大変」などネガティブな印象を持つ方も少なくないと思いますが、「こくり」はスマートフォンの操作ができれば誰でも利用できます。そのため、当園も導入初日から色々なアプリケーションを保育に活かすことができています。また、コロナ禍で役立つ、非接触型の登降園打刻アプリケーションなどがあることも魅力の1つだと思います。
写真②

<社会福祉法人栄光会 あきつやまゆり保育園 園長 神山様>
ロボット「こくり」は、保育士の日々の業務を少しずつ軽減することができ、その積み上げた時間を1人ひとりの子どもたちに向けることができます。また、「こくり」の教材は特段準備をしなくてもすぐに利用でき、クラスの友達同士が楽しみながら学べるため、子どもたちの資質を伸ばします。さらに、幼児クラスの朝の会では、子どもたちがロボットを使って主体的に進めることができるため、保育士は、ロボットと仕事の分担をすることで、多様な遊びを通じて、子どもたちに何が育っているかを見抜く目を育てる時間に充てることができます。
写真③

                                                   
<日本女子体育大学 教授 百瀬様>
ロボット「こくり」のアプリケーションは、子どもたちの年齢・発達、興味・関心に合ったテーマで、内容も充実しています。保育内容5領域のすべてに渡り取り込まれ、幼児期の終わりまでに育ってほしい姿に対応するように開発しています。そのため、これを使って活動することで、小学校での学びの基礎が培われることが期待できます。
写真④

■利用できるアプリケーション(一部)

・クイズアプリ(40種類)
・フラッシュカードアプリ(10種類)
・キッズヨガアプリ
・声かけアプリ
・登園降園管理アプリ(QRコード対応)
・トイレトレーニング管理アプリ
・午睡チェックアプリ 他

提供価格はタブレット含めたロボット本体価格は75,000円、年額保守は15,000円/年です。
アプリケーションは販売代理店の株式会社チャイルド本社(代表取締役社長名:村野芳雄)にて別途有償で提供を予定しています。
初年度の導入数は、チャイルド本社の既存のお客様を中心に50カ園、150台以上を目標としています。

 

■タブレット一体型ボット「こくり」とは

NTが独自に開発したプログラミング教育向けロボットです。東京都プログラミング教育推進校に指定されている公立小学校をはじめ、都内の私公立小中学校、公立図書館などを中心に利用されています。
※タブレット一体型ロボット「こくり」:https://techceed-inc.com/solution/robotics/

 

■会社概要

「新しいテクノロジーの活用により子どもたちのワクワク感を膨らませ、「楽しみながら学べる」教材・サービス・場を提供する」というミッションの下、ロボット教材の開発、公共図書館でのプログラミングワークショップ、デジタル知育遊具、イベントソリュ-ションなどを展開しています。
※日販テクシード:https://techceed-inc.com/

 

■本件に関するお問い合わせ

日販テクシード株式会社
担当:ソリューション事業開発本部 事業推進部 川久保
TEL:03-5280-7717  MAIL:edu@nippan.co.jp