ニュースリリース

ニュースリリース

プログラミングスクラッチ教材 奈良市内の小学校で効果検証を実施

2019.04.10

News

日販コンピュータテクノロジイ株式会社(代表取締役社長:藤澤 徹、以下:NCT)は奈良市教育委員会に、独自に開発したプログラミング教材「はじめてのスクラッチプログラミング」を提供しました。

NCTは東京都プログラミング教育推進校に指定された複数の小学校と学校図書株式会社(代表取締役社長:中嶋 則雄)のご協力のもと、プログラミング言語「Scratch(スクラッチ)」を利用した小学校向けプログラミング教材を開発し、2019年4月に発売予定です。

今回「小学校所有のパソコンにスクラッチを導入したものの、教員がどのようにプログラミング教育を進めれば良いか分からない」といった現場の課題を解消するために、奈良市立済美南小学校のご協力のもと、「はじめてのスクラッチプログラミング」の教師用指導書と児童用テキストを授業で利用していただき、「教員の授業の進めやすさ」や「子どもたちの反応」について効果検証を行いました。

授業では、5年生の子どもたちが2名1組となり、スクラッチでクイズを作るプログラミングに挑戦しました。

あらかじめ、クイズの問題や答え、正解時のリアクションなどをワークシートにまとめることで、子どもたちがプログラミングに集中できるように進め方を工夫しました。

また、教員には教材に付属する説明資料や動画を利用していただくことで限られた時間の中で効率的な授業を行うことができました。

■実際の授業の様子

DSC00389 DSC00386

DSC00279 DSC00384

実際授業を行った教員からは、

「プログラミングとはどのようなものか身近に感じ、意欲的に学習に取り組むことができた」という感想をいただき、教師用指導書が非常に効果的なことがわかりました。

また、実際現場に立ち会った奈良市教育委員会事務局学校教育課 應田 博司指導主事からは、

「教員が授業全体をプランニングし効果的に授業を進めていくためにも、提供していただいた教師用指導書のような、ある程度参考となるものがあると非常に助かる。特に、初めてプログラミング教育授業をした教員にとっては、最初のハードルを越える助けとなった。児童は想像以上にうまく学習を進めていたので教員にとっても自信となったようだ。」

といった声をいただきました。

奈良市教育委員会では、今後、奈良市立平城小学校など複数の小学校で、「はじめてのスクラッチプログラミング」の教師用指導書と児童用テキストを利用した授業を行う予定です。

NCTは今回の効果検証で得た知見を反映させ、学校現場に求められているプログラミング教材を開発していきます。

■本件に関するお問い合わせ

日販コンピュータテクノロジイ株式会社

担当:事業開発本部 明神、川久保

TEL:03-5280-7717

MAIL:si@techceed-inc.com